2023/12/15 23:04



2023年の冬至は12月22日・金曜日です。

 

冬至は、一年でいちばん夜が長いけれど、

翌日からは、皆が待ち望んでいた

太陽が甦る重要な日。


日本では、「ん」の付くものを食べ、柚子湯に入り、

一陽来復、 健康長寿を祈ります。


なんきん(かぼちゃ) にんじん れんこん・・・

かぼちゃは英語でもパンプキン。



かぼちゃは、ビタミンやミネラルが豊富で、

血行をを良くし、免疫を高め、

風邪をひきにくくする、

たいへんありがたいお野菜です。


この時期のみならず、

メニューにとり入れてくださいね~。



冬至の日、

早稲田の穴八幡さまは朝から大にぎわい。

日本中から、一陽来復のお札を求める方がみえます。



冬至は、日本だけではなく世界中の人々が、

長い冬の終わりと明るい春の到来を待ち、

太陽の輝きを喜ぶ日です。

 

特に北欧は、冬の太陽の光が少ないために、

日本以上に、心からそれを待ち望んでいます。

 

スウェーデン語のJUL(ユール)の起源は、

はっきりとわかっていないそうですが、


現在は、11月下旬から翌年1月13日までの

クリスマスシーズンのことをさします。


北欧において「古代ヨーロッパのゲルマン民族の間で

冬至の頃に行われたお祭りのこと」だそう。

以前、スウェーデン在住の方に北欧のJULのことを伺いました。



北欧のクリスマスの準備は、4週間前の日曜日から始まります。


この日は教会や人々にとって大切な第一アドベント。

イエス・キリストの生誕が告げられた喜びの日で、

教会では、大きなミサが行われます。

 

家々では4本だてのキャンドルスタンドの1本目に火が灯され、

窓には電気のキャンドルスタンドや、ベツレヘムの星が飾られ、

 

町中ではあちこちにツリーが立ち、暗い季節がいっきに明るくなります。


テレビの子供番組などでは、

毎日1つずつ伝統のあるアドベントカレンダーが開かれ、

みんなで一緒にクリスマスを待ち望みます。

 

4本のろうそくに火が灯される24日の

クリスマスイブjulaftonには、トムテが登場。

 

「この家にはいい子はいるか?」と聞かれ、

「僕も私もいい子です。」と答えると、プレゼントを渡されます。


なんか日本のなまはげ👹を思い浮かべますね~



(トムテのJULポストカードは、実店舗内で販売中です)


この日はごちそうを食べて、ゲームをして、

家族で過ごす、だんらんの一日です。

 

25日、教会のミサに行ったあとはゆっくり過ごします。

26日はアフタークリスマス Annandag Jul

 

この日からスウェーデンのお店の窓には、

REA!!(SALE)の文字が貼られて、

アフタークリスマスセール が始まります。


大きいデパート、スーパー、小売店すべてに

REA! の文字が表れて、楽しい年末です。


お祝いの終わりは、
12月25日から数えて13日後 十二夜の

1月6日 公現祭。

Trettondedag Jul というそうです。


東方の三賢者が
生れたばかりのイエス・キリストをお祝いするために
馬小屋を訪れた日とのこと。


そして20日目。

Tjugondedag Jul の1月13日に、
皆でツリーのまわりで歌い、踊ってツリーとおわかれし、
クリスマス飾りを片付け、
2か月続いたJulの期間が終わります。


時は少し戻りますが、大晦日には今年に感謝し、
親しい人々とともにカウントダウン。

 24時に花火がいたるところで打ちあげられて、
シャンパンで乾杯。

1月1日は特に行事もなく騒ぎつかれて、
皆おそくまで寝ているそうです。

2日からは大半で、しっかりと仕事が始まるとのことでした(^_^;)